朝、布団から出て立ち上がった瞬間、かかとにズキッと痛みが走る。
最初は足をかばいながら歩いているのに、少し動くと楽になる。「そのうち治るかな」と過ごしていたら、翌朝も同じ痛みがある――。
そんな足裏やかかとの痛みは、足底腱膜炎の可能性があります。
今回は、足底腱膜炎でよくある症状と、病院・接骨院での一般的な対応、そして越谷接骨院が大切にしている「重心と足の使い方」についてお伝えします。
こんな場面で、足裏やかかとが痛くありませんか?
朝、トイレに向かう最初の数歩がつらい
起き上がって足を床につけると、かかとの裏に痛みが出る。つま先側でそっと歩いたり、壁や家具につかまったりしながら移動する。
しばらく歩くと痛みが和らぐものの、翌朝にはまた痛む。このような「朝の歩き始めの痛み」は、足底腱膜炎でよくみられます。
デスクワークの後、立ち上がると痛い
座っている間は気にならないのに、立って歩き始めるとかかとが痛む。
会議の後や昼休みの後、車から降りたときなど、しばらく足を休めた後の数歩がつらく感じられます。
立ち仕事の後半になると痛みが増す
接客や調理などで長く立っていると、足裏やかかとがだんだんつらくなる。
仕事が終わる頃には、痛む場所を避けて体重をかけたり、反対側の足に頼ったりしていることもあります。
買い物や散歩の途中で、座りたくなる
歩き始めは大丈夫でも、長く歩くうちにかかとが痛くなる。
買い物の途中で休憩場所を探したり、「また痛くなるかもしれない」と散歩や旅行をためらったりする方もいます。
ランニング中や、走った翌朝に痛む
走り始めに足裏が痛いものの、体が温まると気にならなくなる。しかし、走り終わった後や翌朝になると、再び痛みが出る。
「走れているから大丈夫」と続けているうちに、症状が長引くこともあります。
少し動いて痛みが和らいでも、足への負担がなくなったとは限りません。 痛みを繰り返している場合は、足の状態や負担のかかり方を見直すことが大切です。
足底腱膜炎とは?
足底腱膜は、かかとの骨から足の指の付け根に向かって広がる、丈夫な膜状の組織です。
土踏まずを支え、歩く・走るといった動作で足にかかる衝撃を受け止める役割があります。
この足底腱膜に繰り返し負担がかかり、細かな損傷や組織の変性などによって痛みが生じる状態が、足底腱膜炎です。「足底筋膜炎」と呼ばれることもあります。
特に、かかとの裏側からやや内側に痛みが出やすく、朝の一歩目や、休んだ後の歩き始めに痛むことが特徴です。
ただし、かかとの痛みには疲労骨折や神経の障害など、別の原因もあります。足裏が痛いというだけで、足底腱膜炎と決めつけないことも大切です。
病院・整形外科で行われる一般的な治療
整形外科では、痛む場所や症状の経過を確認し、診察を行います。必要に応じて画像検査を加え、ほかの病気やけがの可能性も調べます。
足底腱膜炎の治療は、手術をせずに改善を目指す「保存療法」が基本です。
運動量や生活動作の調整
ランニングやジャンプ、長時間の立ち仕事など、痛みを強める負担を見直します。
すべての活動を一律にやめるのではなく、症状に応じて運動の種類や時間、休憩の取り方などを調整します。
ストレッチやリハビリテーション
足底腱膜や、ふくらはぎの筋肉などのストレッチを行います。
必要に応じて筋力や関節の動き、足の使い方も確認し、運動療法を進めます。
靴の見直し・インソール
足に合った靴やインソール、かかとのクッションなどを使い、足裏への負担を調整します。
薬による痛みの緩和
痛みの程度に応じて、湿布などの外用薬や消炎鎮痛薬が用いられます。
症状が続く場合の治療
保存療法で十分な改善が得られない場合には、体外衝撃波治療などが検討されます。
強い痛みに対してステロイド注射が選択される場合もありますが、足底腱膜の断裂や、かかとの脂肪組織の萎縮などのリスクを踏まえた判断が必要です。
手術が検討されるのは、保存療法を続けても改善が難しい一部のケースです。
接骨院・整骨院で行われる一般的な施術
接骨院では、痛みの出る動作や足首の動き、足裏・ふくらはぎの状態、立ち方や歩き方などを確認します。
対応は院によって異なりますが、次のような施術や助言が行われます。
- 足裏やふくらはぎなどへの手技
- 電気や超音波などを用いた物理療法
- 足への負担を調整するテーピング
- 靴やインソールについての助言
- ストレッチや運動、日常生活での負担の調整についての指導
これらをすべて一律に行うのではなく、痛みの強さや経過、体の状態に合わせて選択します。施術方法によって適応や効果の根拠も異なるため、反応を確認しながら進めることが大切です。
越谷接骨院では、まず「重心の位置」を確認します
足裏が痛ければ、痛い部分を揉む。かかとが痛ければ、そこに電気をかける。
痛む場所への対応も必要ですが、越谷接骨院では、それとあわせて「なぜ、その場所に負担がかかっているのか」を考えます。
そのために、まず確認するのが、立ったときに足のどこへ体重がかかっているかという「重心の位置」です。
体重のかかり方が変われば、足裏が受ける負担も変わります。施術後も立つたび、歩くたびに負担が集中していれば、症状が長引く一因になります。
当院では、痛みのある部分だけでなく、足で体を支える状態から見直すことを大切にしています。
かかとに重心が偏っていないか
特に確認するのは、かかと側へ体重が偏り、足の指が十分に使えていない状態です。
こうした方の中には、姿勢を保とうとして足裏に余計な力が入っている方や、足の指が床から浮く「浮き指」がみられる方もいます。
足の指が床を捉えにくいと、指を使って体を支える働きも十分に発揮しにくくなります。
そこで当院では、かかとの痛みだけでなく、指が床についているか、親指で支えられているかも確認します。
外反母趾がある場合も、足の使い方を確認します
外反母趾がある場合は、親指の向きに加え、関節の動きや体重のかかり方を確認します。
浮き指や外反母趾には複数の要因が関係するため、すべてを重心だけで説明することはできません。
当院では、その方の足の状態に合わせて、親指を含めた足全体で支えやすい状態を目指します。
痛い足裏を、強く揉めばよいわけではありません
「足裏が硬いから、強くほぐしたほうがよいのでは?」
そう考えて、痛む場所を指で強く押したり、硬いボールで繰り返し刺激したりしていませんか。
足底腱膜炎は、炎症だけで説明できる状態ではありません。繰り返す負担によって、組織に細かな損傷や変性が生じている場合もあります。
硬く感じるからといって、強い刺激が適しているとは限りません。
痛みを我慢して押し続けることで、かえって症状を悪化させる場合もあります。手技そのものが悪いのではなく、組織の状態に合った場所・方法・強さを選ぶことが大切です。
当院では、痛い部分を強く揉むことから始めるのではなく、重心や足の動きを確認し、刺激への反応を見ながら施術を進めます。
越谷接骨院での施術の進め方
① 重心と、足の接地状態を確認します
立ったときの体重のかかり方や、足の指が床についているかを確認します。
あわせて、痛む場所、歩き始めの症状、足首や親指の動きなどをみていきます。
② 必要に応じて、重心と足の動きを整えます
かかと側に重心が偏っている場合は、体重のかかり方を整えるための手技を行います。
外反母趾があり、親指で支えにくい場合には、親指周辺の関節の動きや足の使い方を整えるための手技を加えます。
これは、手技だけで骨の変形を元に戻すという意味ではありません。関節の動きや接地の仕方に働きかけ、その方にとって足で支えやすい状態を目指すものです。
③ 立ちやすさ・歩きやすさの変化を確認します
施術の前後で、足裏に体重がかかる感覚や、歩き始めの痛みなどを比べます。
その場での変化と、組織の回復は同じではありません。施術後に楽になった場合も、仕事や運動での負担を確認し、その後の経過をみていきます。
当院が大切にしているのは、痛みへの対応と、負担が集中しにくい足の使い方を、あわせて考えることです。
痛みが出たら、早めに負担を見直しましょう
足底腱膜炎は、少し歩くと痛みが和らぐことがあるため、つい我慢してしまいがちです。
しかし、負担が続いて組織の変性を伴う状態になると、回復に時間がかかる場合があります。
「朝だけだから」「まだ歩けるから」と放置せず、痛みを繰り返している段階で、足の状態や生活上の負担を見直しましょう。
なお、急に強い痛みが出た、腫れや熱感がある、体重をかけられない、安静にしていても痛むといった場合は、整形外科での確認が必要です。
治療や施術を受けていても、痛みが続いている方へ
「施術を受けると楽になるけれど、歩くとまた痛くなる」
「湿布や電気、マッサージを続けているけれど、朝の一歩目がつらい」
そのような場合は、これまでの対応に加えて、足への体重のかかり方や、指の使い方を確認することも手がかりになります。
越谷接骨院では、これまでの治療・施術の内容も伺いながら、重心と足の状態を確認します。状態によっては、医療機関での検査をご案内する場合もあります。
変化の出方や回復までの期間には個人差があります。一人ひとりの反応を確かめながら、足裏への負担を減らす方法を一緒に考えていきます。
足裏やかかとの痛みを繰り返している方は、越谷接骨院へご相談ください。


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