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:寝違えのお悩み編
🔶 朝起きたら首が回らない…そんな相談、多いんです
「じっとしていれば平気だけど、ちょっと動かすとズキッと痛む」
「右の後頭部あたりが特につらい」
こういった“寝違え”の相談は本当に多いんです。
今日来院された方も、まさにこの状態。
首を動かさないように背中から首まで固めていて、典型的な寝違えの姿勢でした。
🔶 お話を聞いてみると…
- 痛みが出たのは昨日から
- 場所は右の後頭部〜首の横
- 上を見る、左右に倒す、振り向くなどで痛み
- 昨日は背中にも痛みが走っていた
「原因は単純に首の筋肉だけ?」
と思いがちですが、寝違えはもう少し複雑です。
🔶 ポイントは“肩の関節”のズレ
実は今回の痛み、
首だけではなく “肩の関節の位置” がズレていたことが大きな原因 でした。
どういうことかというと…
肩の関節が少しズレると、
その上にかぶさる 僧帽筋(そうぼうきん) という大きな筋肉が常に引っ張られてしまいます。
僧帽筋は背中・首・肩をつなぐ筋肉なので、
ここが緊張すると首が一気に動きづらくなります。
そこでまずは、
肩の関節をそっと整えるところからスタートしました。
すると、肩〜首にかけての緊張がスッと抜けていきました。
🔶 次に、首の関節をやさしく調整
首には左右に細かい関節が並んでいます。
今回は右側に“ひっかかり”があったので、
その関節をやさしく押圧しながら動きを戻していきます。
強い力は一切使いません。
🔶 わずか5分で「ぜんぜん痛くない!」
ここまでで約5分。
患者さんは首を動かして、
「えっ、ぜんぜん痛くない!」
と驚かれていました。
寝違えは、
原因の場所を間違えなければ短時間で大きく変化することが多い 症状です。
🔶 まとめ:寝違えの本当の原因
- 寝違えは首そのものではなく 肩の関節のズレ が原因のことも多い
- 僧帽筋の緊張が首の動きを制限してしまう
- 肩 → 首 の順に整えるとスムーズに改善する
- 正しい評価と施術で 短時間でもしっかり変化 する
🔶 わか先生より
朝起きたときの“首が動かない痛み”は、
無理に動かすと悪化することがあります。
つらいときは我慢せずに、早めにご相談くださいね。


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