「肩こりに効くストレッチ3選」
こんな動画、見たことありませんか?
首を伸ばしたり
肩をぐーっと引っ張ったり。
でも正直…
- やっても効果がよくわからない
- その場は楽だけど、すぐ戻る
- そもそも合っている気がしない
そんな人、多いと思います。
ちょっと待ってください。
それ、本当に肩こりに合った対処でしょうか?
肩こりのメカニズムを整理してみる
肩こりの原因として、よく言われるのは
- 姿勢が悪い
- 猫背
- スマホ首
- 巻き肩
その結果、
- 肩まわりの筋肉が引っ張られる
- 同じ姿勢が続く
- 血流が悪くなる
- だるさ・重さ・痛みを感じる
という説明が一般的です。
ここで、ひとつ大事なポイント。
👉 肩こりの筋肉は、すでに引き延ばされ続けている状態
なんです。
じゃあ、ストレッチはどうなの?
ストレッチは
筋肉を「伸ばす」動きです。
でも、肩こりの筋肉は
すでに姿勢によって引っ張られ
血流が悪くなり、硬くなっています。
そんな筋肉を
さらに無理に伸ばしたらどうなるか。
正直、
「ぶちぶち…」と切れていきそうなイメージ
ありませんか?
なぜストレッチすると一時的に楽になるのか
ここでよく誤解されるポイントがあります。
ストレッチ後に楽になるのは、
必ずしも良い変化とは限らないということ。
筋肉の血流が上がる仕組みは
大きく分けて2つしかありません。
① 筋肉のポンプ作用
筋肉が
伸びて → 縮んで
を繰り返すことで、血流が促進されます。
これは安全で自然な血流アップです。
② 筋肉の損傷による出血
無理に引き延ばされた筋肉は
細かく傷つき、出血します。
出血が起きると一時的に血流は増え、
老廃物も流れるので
「楽になった気がする」。
でもその後、体は必ず
止血を行います。
止血=血流を止めること。
つまり、
- 一瞬よくなる
- その後また血流が落ちる
- 場合によっては悪化する
という流れになりやすいんです。
じゃあ、肩こりには何をすればいい?
ここで、考え方を整理しましょう。
肩こりの対処は
「伸ばす or 動かす」ではありません。
順番が大事です。
おしえて!わか先生の答え
① 動かす
👉 筋肉の血流が上がる
まずは動かす。
万歳をする、肩を回す、体を反らす。
これで
筋肉のポンプ作用が働き、
安全に血流が上がります。
② 伸ばす
👉 筋肉の滑走性が上がる
血流が少し戻った状態で伸ばすと、
筋肉や筋膜の**動き(滑走性)**が良くなります。
ここでのストレッチは
「引っ張る」ではなく
気持ちよく動きを広げるイメージ。
③ もう一度、動かす
👉 動かせる範囲が広がり、さらに血流アップ
滑走性が上がった筋肉は
動かしやすくなります。
動かせる範囲が広がる
↓
ポンプ作用がさらに働く
↓
血流がもっと上がる
この流れが作れれば、
肩こりは「戻りにくい状態」になります。
まとめ|肩こり対処の正解はこれ
動かす → 伸ばす → もう一度動かす

- 動かす … 血流を上げる
- 伸ばす … 滑走性を上げる
- 動かす … 動ける範囲が広がり、さらに血流アップ
肩こりは
「硬いから伸ばす」ではなく
**「血流と動きの順番を整える」**こと。
ぜひ、
いきなり強いストレッチをする前に
この順番を意識してみてください。
ではあとは実際に何をしたらいいの?ということですね。
肩こりによく効く運動としては YTW(ワイティーダブリュー)運動があります。
YTW運動ってなに?
YTW運動は、
腕と肩甲骨を Y・T・W の形に動かしながら、
- 肩をすくめず
- 無理に引っ張らず
- 肩甲骨を正しく動かす
ことを目的とした運動です。
「鍛える」というより、
肩まわりの動きを整えるための運動だと考えてください。

肩こりでお悩みの方はとりあえずストレッチをしてみよう の前にYTW運動をしてみて下さい




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